保険見直しのタイミングと手順
必要な保障額は家族構成や年齢に合わせて変化します。そのタイミングとしては、結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、定年退職などでしょう。
結婚すると、独身時代よりも生活費が増えるため、保障額を増やすことが必要です。また、子どもが生まれたら、生活費だけではなく教育費も増えるため、さらに保障を増額する必要が生じます。
逆に、住宅を購入して団体信用生命保険に加入すると、必要な保障額は減少しますし、子どもが独立したら、さらに必要な保障額は減少していくなど、ライフサイクルに応じて必要保険額は変動していきます。
保険を見直しの手順は、まず、現在加入している契約契約書を見て、「いくら」の保障が「いつまで」かを確認します。
次に、今の家族構成などから、今後、「いくら」の保障が「いつまで」必要かを検討して、過不足を把握します。これに基づいて、どのような方法で変えるかを検討します。
月々の支払額が安かったから、内容はよく分からなかったけど勧められたからこの保険に加入したなど、余り必要性を感じず、勧められるがまま保険に加入した人に限って、生活環境が大きく変わったにもかかわらず、保険は昔のままになっているケースが多いようです。
一生付き合っていく生命保険ですから、後悔しないためにも、しっかり見直しを行って、納得できる保険を選びたいものです。
急な病気で入院した、通勤途中で階段から落ちてケガをした、夫が交通事故で死亡した、体が不自由になって仕事を続けることができなくなった。
このような万一に備えて加入している保険だからこそ、何かあったときに安心して保障を受けられるのです。
大切なのは、毎月の保険料の安さだけではなく、「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、自分の生活環境に合った保険を選びましょう。